2011年7月22日金曜日

サンちゃんはブサイクだった

3号くん(暫定サンちゃん)は、写真写りがあまり良くなかった。顔の白い部分が多すぎて、他の子犬たちに比べるとブサイクに見えた。
早期の段階で、3号くんがイイと言ってくれたのは、大阪の人ただ一人だった。間もなく音信不通になってしまい、里親は成立しなかったのだけど…

生まれたての3号(5/6)
「4匹の見分け方」(5/12) 

 

同日ボツ写真(5/21) 
「子犬の目が黒くなった」(5/21)


「ポスター用写真」(5/31)
同日ボツ写真(5/31)


エリサの小さかった頃の写真を見ると、額から後頭部にかけて白い部分が繋がっている。それが成長と共に細くなって行き、大人になってからは頭頂部は黒い毛に覆われている。どうやらボーダーコリーは、黒い毛の部分が増えてくる傾向にあるようだ。

6月15日に書いた、「大きくなったよ」という記事のあたりから、3号くんの写真が可愛く撮れるようになってきた。お乳を飲むのが下手クソで、顔もあまり可愛くなかった3号くんが、ここまで成長したかと思うと、育児を手伝った我々としても、感極まるものがあった。

いつか貰われて行く子犬たちに、名前を付けると情が移るので、その日まで「1号、2号…」と呼んでいた。苦労して育てた3号くんは、なかなか良い里親さんが見つからず、いつしか「3号」から「サンちゃん」に呼び名が変わっていた。

(7/22)

ブログに載せた写真を見て、「うちの子が一番かわいい」とおっしゃってた里親さんがいた。たぶんその他の方たちも、「うちの子が一番」と思っていたに違いない。
今、私たちも、手元に残った3号くんが、他のどの子よりもかわいいと思っている。

「サンちゃん」と呼ぶと、自分のことだとわかってこっちへ来るこの子に、別な新しい名前を考えることは難しく、正式な名前は「サンチェス」ということになった。

 

2011年7月11日月曜日

その後

3頭の子犬達が貰われて行ってから数日…
里親さん達から色んな御報告を頂いた。
最初は戸惑いがあった子もいたみたいだけど、皆徐々に新しい生活に慣れていっているみたいです。

実はどうしても貰い手が見つからなかった場合は、里親さんを全国から探して貰えるみたいな機関の知り合いの方に依頼する事も考えていたんだけど、もしそうなっていたら何処の誰に貰われて行ったのかすら分からなかったらしい。
また、募集の段階では視野に入れていた他地方からの申し出に関しても、受けていたら二度と会えなくなっていた事を考えれば、申し訳ない事だけれども断っておいて正解だったな、と改めて感じるところです。
あんまり干渉しすぎるのもアレだし僕も元々ズボラな性格なんで程々でいいんですけどね、暇な時にでも連絡して下さると大変喜ぶと思います。


話変わって3号について。
今日も1件お話がありました。僕は直接電話に出てないんで分からないですが、高齢で軽い散歩しかできないけど、先住犬もルームランナーで走らせてるから、運動量は問題ないって言う人だったそうだ。
御老人夫婦だけの家庭の方、可愛がるけど躾には自信がないと豪語する方、家族全員フルタイム勤務で朝から夜まで留守番なんて人もいた。
その方々の多くは「犬は飼った事あるから大丈夫」と言っていた。…表現しづらいけど、だからこそお断りさせて頂いた。
ボーダーコリーは他の犬なら味わえなかった事を味わえる犬だと思います、酸いも甘いも。
トップブリーダーから見たらまだまだ甘噛みレベルの僕が言うのも何ですが、里親さん方もたくさん味わって下さいね。

2011年7月8日金曜日

新しい生活

それぞれの子達にとっての最後の我が家での食事には、余ったミルクの粉を振りかけてやった。
離乳を始めてからの1ヶ月で「ごはん」という言葉は覚えたらしく、「ごはんだよ!」って言うと嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる。

約束の1時間前にリビングに下ろし、濡れタオルでひと通り拭いた後で軽くブラッシング、この家で過ごす最後の時間、無邪気に駆け回る子達を楽しむ。
気持ち的にはさながら花嫁を送り出す父親みたいな感じなんだろうか…いやまぁ父親どころか結婚すらしてないけど。

1号改めゾロくん

そして、7月7日にゾロくんとビビちゃんが、7月9日にアルトくんが、新しい飼い主さんのところへ貰われて行った。
3頭共に、それぞれの性格にピッタリの、とてもいい飼い主さんに選んで貰えたと満足しています。
色んな物を破壊しながら、色んな苦労や心配を掛けながら、きっといい成犬に育てて貰えると思います。


 

2号改めアルトくん
4号改めビビちゃん

 

アルトくんを送り出してエリサと共に部屋に戻ると、3号と彼1頭のスペースとしては広すぎるサークル、そして一時期は見る度にウンチやおしっこが散乱してたその場所には乾いたままの新聞紙。
いつも遊んでいた相手がいなくなったからか、ちょっとションボリしてる気がする3号を撫でながら、僕としても達成感や寂しさの混ざった複雑な気持ち。

**************************************************************************************

余談になりますが…3号の里親さんに関してですが、上記の三方に比べると我が子?を預けるには心もとないという印象の方が多く、何件かお話を頂きましたが今のところ全てお断りさせて頂いています。
初期の段階で一番手が掛かった子だけに、思い入れも大きいんでしょうかね?
現時点では我が家でそのまま飼う事になる可能性が高いです。

もしそうなったら… 子育てに疲れてるだろうからと、ここ2ヶ月甘やかしまくったおかげで、留守番させると吠えるダメ犬になり下がってしまったエリサも一緒にもう一度教育しないとだめですね。

 

2011年7月3日日曜日

早起きした朝

 

ベランダの掃除をして、水を流してきれいにしたら、みんなが部屋から出てきた。もうすぐみんな、里親さんに貰われて行くので、記念写真を撮影してみた。 

最初は、ピョンピョン足下にまとわりついて、とても写真が撮れる状態じゃなかったけど、まだまだ眠い朝6時前、徐々に動きが落ち着いてきた。 
 
1号♂
ゾロくんになる予定 
 
 
 
 2号♂
アルトくんになる予定

3号♂
里親さんが決まらないので
暫定でサンちゃん

4号♀
ビビちゃんになる予定



2011年7月1日金曜日

ワクチン接種

7日過ぎたらそれぞれの里親さんの家に引き取られるって事で
今日、1回目のワクチンに行ってきた。

子犬達にとっては、初めての我が家脱出であり、初めての車であり、そして初めてのバリケンであった。
びびって固まってる事も、おしっこ漏らす事も想定内だったけども、まさかお互いの頭上に漏らすとはなぁ…頭からビショビショだったからマジで何事かと。
んで、ワクチン打って貰うついでに簡易健康診断。4頭共に歯並びもよく健康そのものだとのお墨付きを頂いた。

ちなみに獣医さんで測ってもらった体重。
2号がダントツで大きいが、他の3匹はほぼ同じ。

  • 1号♂ 4.6kg
  • 2号♂ 5.7kg
  • 3号♂ 4.5kg
  • 4号♀ 4.7kg

そして獣医さんの近くにある1号の里親さんのとこに顔見せしてから帰宅。
もうおしっこも出し尽くしたろうし、帰り道は特に問題なく10分程の道のりを進む…。
うん、まさか朝ご飯吐いてるとは思わなかったよ…。

 

ガラス越しに撮ったので、光のスジが入っているけど、初めてのお出掛けで疲れ果てて、ベランダで爆睡する4匹。

今後のブログについて

このブログを始めたのは、エリサが我が家にやって来た、2007年2月のことだった。エリサと一緒に楽しく過ごした日々や、エリサの出産と子犬たちが里親さんに貰われて行くまで、ブログを更新して来た。思えばほんの数年間の出来事。 エリサが残してくれたサンチェスは、もうエリサが旅立ったのと同...