3号くん(暫定サンちゃん)は、写真写りがあまり良くなかった。顔の白い部分が多すぎて、他の子犬たちに比べるとブサイクに見えた。
早期の段階で、3号くんがイイと言ってくれたのは、大阪の人ただ一人だった。間もなく音信不通になってしまい、里親は成立しなかったのだけど…
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| 生まれたての3号(5/6) |
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| 「4匹の見分け方」(5/12) |
エリサの小さかった頃の写真を見ると、額から後頭部にかけて白い部分が繋がっている。それが成長と共に細くなって行き、大人になってからは頭頂部は黒い毛に覆われている。どうやらボーダーコリーは、黒い毛の部分が増えてくる傾向にあるようだ。
6月15日に書いた、「大きくなったよ」という記事のあたりから、3号くんの写真が可愛く撮れるようになってきた。お乳を飲むのが下手クソで、顔もあまり可愛くなかった3号くんが、ここまで成長したかと思うと、育児を手伝った我々としても、感極まるものがあった。
いつか貰われて行く子犬たちに、名前を付けると情が移るので、その日まで「1号、2号…」と呼んでいた。苦労して育てた3号くんは、なかなか良い里親さんが見つからず、いつしか「3号」から「サンちゃん」に呼び名が変わっていた。
ブログに載せた写真を見て、「うちの子が一番かわいい」とおっしゃってた里親さんがいた。たぶんその他の方たちも、「うちの子が一番」と思っていたに違いない。
今、私たちも、手元に残った3号くんが、他のどの子よりもかわいいと思っている。
「サンちゃん」と呼ぶと、自分のことだとわかってこっちへ来るこの子に、別な新しい名前を考えることは難しく、正式な名前は「サンチェス」ということになった。
























